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はじめに
14世紀の後半から20世紀の初頭にかけての五百数十年、すなわち明・清の二大王朝の時代は、すでに永い伝統を
有して消長を経てきた書芸術が、学者や文人たちの書かせぬ技芸として、更なる成長と変貌を遂げた時代である。
書の歴史の行き着き先として、すべてが出揃い、あらゆる要素が堆積した時代であるといってもよいだろう。
明末清初の能書家たち
董其昌とうきしょう(1555-1636)
王鐸おうたく(1592-1652)
黄道周こうどうしゅう(1585-1646)
倪元? げいげんろ(1593-1644)
張瑞図ちょうずいと(1570-1640)
傅山 ふざん(1607-1684)