インプラントについて
Q.インプラントとは?
インプラント治療は、歯がなくなった顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせることで歯の機能を回復させる治療法です。
人工歯根が骨としっかり結合するため、自分の歯のように噛めるようになり、天然歯と同程度の咬合機能が蘇ります。
また、ブリッジや部分入れ歯のように周囲の歯を削らなくて構いません※。自然な歯並びで口元も美しくなります。
※治療のケースによります。必ずお約束する物ではありません。
Q.インプラントは本当に違和感がないの?
インプラントは、顎の骨に固定されているため、良好な状態であれば全く異物感はありません。
特に、骨と直接結合するインプラントは数ヶ月で強固な結合が得られるため、自分の歯に近い感覚で食事や会話が可能です。
Q.インプラントにはどんな種類があるの?
現在、世界には200種類以上のインプラントの種類があり、そのうち、日本国内で厚生労働省の認可を受けたものだけで約30種類以上あります。
材質や形状、また表面処理の方法などによりタイプは様々で、また手術回数も1回法、2回法とで分けられます。
インプラント体はチタン製です。純チタンの表面に、より結晶度の高い高純度の再結晶化ハイドロキシアパタイトが薄くコーティングされ、
短期間での強固な骨との結合が得られるタイプなど症例に応じて各社のインプラント体を使い分けることがあります。
Q.1回法と2回法の違いは?
簡単に言えば手術の回数の違いです。1回法は歯肉からインプラント頭部が露出した状態で骨との結合を待ちます。
2回法はインプラント上に歯肉を被せ隠した状態で縫合、結合後もう一度切開してアバットメントというパーツを取り付ける2次オペを行うため、
2回法と呼ばれます。ここで歯冠の装着準備が整います。
Q.口の中に金属を埋め込んで問題はないのでしょうか?
当院で使用するインプラントは、純チタンで作られています。チタンは、金属の中でも生体親和性が高く人間の体と相性がいい素材として、
現在ほとんどのインプラントで使用されているほか、人工関節や人工骨といった整形外科分野でも利用されています。
Q.インプラントはMRIや精密検診を受ける際に外すのですか?
そのような必要はありません。体内に埋め込んだ人工関節や骨の固定具と同様で、透過像が白く見えるだけですので診断に支障はありません。
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