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arc2｜2007.03.29

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「説明しようか？アーク」
　満足げに笑うポコに、アークは首を縦に振る。
「察しのとおり、罰ゲームだったんだけど…」
　かくかくしかじかと説明し、最後にこれを見てと、紙束を渡した。
　1枚目。『容姿を褒める』
　2枚目。『性格を褒める』
　3枚目。『自分にはないと思うものを褒める』
　4枚目。『第一印象を告げる』
　5枚目。『一番言われたくない褒め言葉を言う』
　6枚目。『いつも思っていることを告げる』
　7枚目。『一度は言いたい、愛の言葉を囁く』
　以下白紙。
　ゆっくりと顔を上げたアークに、ポコはにっこり笑う。
「対象は、次に見た生物。ね、悪い罰ゲームじゃないでしょ？エルクと一緒に考えてて、とっても楽しかったんだ」
　アークから紙束をそっと抜き取って、ポコは指で幸せそうに弾いた。
「ま、アークに最後のは言って欲しかったんだよね〜。なんか反応が面白そうでさ」
「…まいった」
「えへへ〜。あ、一応言っておくと、最後の考えたのはエルクだよ。………まあでも、」
　急に言葉を切ったポコに、アークは何だと首を傾ける。
　すると、ポコはニッと、珍しくもほわっと柔らかいものではない、笑顔を向けて。
「勝負に勝ったのはボクだけどね」
　格好いいまでにそう言ってのけたものだから。
(こ、こいつは…っ)
　アークは顔がひきつるのを感じた。

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御礼
まずは遅れに遅れましたことをお詫びさせていただいて；
お待たせしました玲さま！『炎音コンビで、アークを筆頭に巻き込む話』という嬉しいお題を賜りましたので、慣れない勇者視点で書かせていただきましたw
炎音なんだけど、出番少ない、でも存在感バッチリ。少し珍しいパターンなのかも(笑)
トッシュさんとグルガが特に怪しい人へと変貌をとげておりますが…どうも、いじりやすくてこうなってしまいます^^;怒られそうだ。
そしてポコが容赦ないほどブラック街道をまっすぐに進んでいます(アークが負けるくらいの/笑)が、こちらもどうも書きやすくて;;楽しそうだからいいかなと納得させています(なんじゃそりゃ)
えとえと、じつは「愛してるぜと叫ぶ」っていうのは実ネタでして。フリースローにて3本勝負みたいなのをしていた時に、罰ゲームとして提示され、必死こいて回避した記憶があります。よくよく考えてみれば、あれは●界の中心で愛を叫ぶが流行っていたころだったような。
なにはともあれ、とてつもなく楽しんで書けましたwリクエストありがとうございました〜w

2007年3月29日　　　　奏
無断転載・玲さんのみ大歓迎w