2011年から4年間を費やして、阿波木偶「三番叟まわし」「えびすまわし」「箱まわし」の調査を行い4冊の報告集を編集しました(実行委員会編)。 その調査により、「三番叟まわし」「えびすまわし」の稼働空間と稼働期間が明らかになりました。徳島県内での調査から、戦争期と高度経済成長期を境として門付けが著しく減少したことがわかりました。四国全域においても徳島の三番叟まわし芸人が足を運んでいることが確認できました。 また調査の成果を報告集にまとめるにとどまらず、広く県民に 周知するために報告会を開催してきました。県民から聞き取り調査を行い、再評価のうえ再度県民いに帰していく作業です。 毎年度修繕した衣装人形資料も公開し、徳島県における木偶制作技術の高さも伝えています。 |
調査の報告集 |
国の登録有形民俗文化財 「阿波の門付け用具」(163点) |
「三好町文化人形座」道具一式 |
国の登録有形民俗文化財 「阿波木偶の門付け用具」(163点) |