桂浜は、一度は行ってみたい絶景!白波打ち寄せる岬。丘に坂本龍馬像。中秋に月を愛でる人々が。

名勝地土佐の高知の桂浜。月の名所桂浜の丘には坂本龍馬像、長宗我部縁の浦戸城跡、坂本龍馬記念館、桂浜荘。浜に、桂浜水族館、竜王岬、五色の石。龍馬祭り、観月会など古来から岬、月、白波を愛で、坂本龍馬たち先人を敬う文化的景観を有する地である。吹く風はほのかな黒潮の香りを運び思わず深呼吸を誘う。この海の向こうが外国だと聞けばその地に思いを馳せ、月のウサギと龍馬の横顔を見て故郷のことを思い出す。我はいつか海に帰る。


 高知県は四国の南部に位置し、県土周辺の約半分が海岸線であり古来よりカツオやマグロ漁などの漁業が盛んななかにあって、そこから海にまつわる文化や風習が育まれてきた。また、黒潮打ち寄せる海は、海岸ごとに表情を変え景勝地が多い。中でもこの桂浜は月と海と歴史を見つめるこができる地であり、古来からの多くの物語の世界が広がる。人々は自然にふれあい、元旦には初日の出を拝み、中秋の名月には月を愛で杯を交わし、海や月を信仰し、そして世界を見つめた郷土の先人を敬う文化的景観を有する地である。高知市の南端にある桂浜は、はりまや橋からはバスで約30分。最後の5分はトンネルのように枝葉に覆われた高木の下を通り海岸へと降りていく。少し時空を超えた物語を味わってみたい。

 

◇自然が創り出す景物と古の人々の創造

月や太陽、星も借景。
地球の形成にも大きく関わる造山活動。ユーラシアプレートにのる四国は太平洋の造山活動により形成。中でも桂浜は、形成された四万十帯の最前部として浸食により築かれ地。この浜では数千万年の年月により形成された自然の景物に、人々が創造を加え、物語の世界が広がる。
海や空、月までも借景となり桂浜を構成し、打ち寄せる波や陽光、雲・雨によって表情を変える。海と向き合い生命の誕生を知り自然を愛で先人たちが築いた礎を感じつつ桂浜をゆく。

◎桂浜12景

○岬は海への余韻を残し、波が地に打ち寄せ地、海、空が調和をなす風景。これに月、太陽、人物いずれかが加わり景として完をなす風景。

○表情を変え打ち寄せる波。

○人々を厳かな世界へと誘う竜宮橋。
○浜を竜王岬から望む風景。
○五色の石や小石、砂利は波がなせる造形美。
○青葉を一年中保ち生命の強さを示す高木の青松。
○海にそり立つ岬からみる黒潮感じる青い波。
○潮風に強き11月可憐な花を咲かせるノジギク。
○龍頭岬の袂に鎮座する大岩。岬を波から守る守護人。
○一年中青葉で11月に黄色い花を咲かせるツワブキ。
○浜の中ほどに鎮座する亀のような大岩。
○岬の青松の間からは遠く水平線までの眺望を楽しむことができる風景。

 

超小宇宙な世界の美石
五色の石、マーブルの小石
○桂浜の五色の石
・桂浜に打ち寄せる小石。仁淀ブルーで知られる仁淀川から流れし石が波によって桂浜へと流れ着く。赤、黄、緑、白、黒と五色の石だ。
○マーブルな小石
マーブルな小石をみたことあるだろうか。小さな、小さな小石。でも、ひとつの石が二色だったり、三色だったりしてとても可愛い小石だ。

 

◇自然が創り出す景物と古の人々の創造

◎人々を物語の世界へ誘う

~勝浦浜は、月の名所であり、月に生える桂の木を充てることとす~ 

~古来から歌に読まれし景勝地~

◇長宗我部元親の時代には「嘉津浦浜」など違う字で書かれていたことが月の名所として名高い桂浜。終生酒を愛し桂月は大町桂月記念碑には「見よや見よ みな月のみのかつら浜 海のおもよりいづる月かげ」。

◇桂浜に建つ龍馬像

☆坂本龍馬の横顔☆ 
引用:坂本龍馬は高知の城下町に住む郷土の次男として生まれた(1835年)。脱藩して勝海舟に師事して海軍建設を計画し、又長州の桂小五郎、薩摩の西郷隆盛を説いて慶応2年(1866年)薩長両藩の同盟協約を成功させ長州に押し寄せた幕府軍を撃破した。これを機会に討幕運動が高まったが。龍馬はこの薩長に同盟の勢力に土佐藩を加え。これを背景とする王政復古を考え。土佐藩の参政後藤象二郎を説き、立憲的な議会制度を基とする新政府の出現を期した。山内容堂(15代藩主)は後藤の提案を受け入れて慶応3年(1867年)10月3日将軍慶喜に大政奉還を建白した。将軍も時勢を察し、10月14日に政権返上を朝廷に上奏した。龍馬はこれを喜び新政府創立に奔走したが、11月15日京都河原町近江屋で幕府方の刺客に襲われ、同志中岡慎太郎とともに凶刃に倒れた。龍馬は海援隊長として土佐藩の遊軍をつくり、その活躍が期待されたが、幕末の新旧対立の犠牲となった。時に龍馬33歳、慎太郎は30歳であった。

 

土佐の高知の観光魅力























館内施設イメージ

日本的遺産 ~土佐藩と桂浜~

日本の中において異色な独特の歴史・文化を持つ旧土佐藩。日本最初のかな文学で知られる紀貫之の著書土佐日記はよく知られている。長宗我部氏に代わって山内一豊公が入国し高知城を中心とした藩政時代が続くが、幕末脱藩した坂本龍馬は薩長同盟を成し遂げ大政奉還、明治維新へと導く。その後の土佐の自由民権運動も日本に大きな影響を与えてきた。食文化は海や山、川の大自然を源とし豊かな食が育まれ素材の良さだけでなく、カツオのたたきや皿鉢料理などの土佐独特の食のスタイルを築いてきている。高知城を臨む追手筋には300年以上の歴史を持つ日曜市がたち多くの買い物客であふれるのは藩政時代から変わらない賑わいだ。近年ではよさこい祭りを全国、世界へと伝播させ人々を祭り、芸能の世界へと引き入れている。この地は無形有形の文化財的価値を、文化遺産を多く有する地。

 

 

 

 

 

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