阿波歴史文化道
 四国一の大河、吉野川流域では、しばしば氾濫する川を巧みに活かし、藍の栽培が盛んに行われました。阿波藍は、藩主蜂須賀氏が奨励し大規模生産され、藍染めや、しじら織りなどの染料となる藍のすくもの製造技術などが発達しました。吉野川流域には、こうした藍の製造販売と、それを基盤とした阿波の繁栄をうかがわせる歴史的文化遺産が数多く集積しています。
エリアマップ
モデルコース


徳島城跡
【徳島市】

室町時代に築かれ、蜂須賀家政が修復した徳島藩の本拠。平山城として屈指のものであったが、明治5年に取り壊され、現在は徳島中央公園として整備されている。


阿波おどり
【徳島市】

蜂須賀氏の徳島城築城祝いから始まったとされる阿波おどりは、今や世界的な祭りとなっている。毎年8月12日から4日間開催され、踊り子の数は10万人を超える。



文化の森総合公園
【徳島市】
徳島県立博物館、徳島県近代美術館、徳島県立21世紀館、2000人を収容できる野外劇場などが整備されている博物館には、藍玉商人の家屋が復元されている。


徳島工芸村
【徳島市】

徳島の伝統工芸である阿波和紙や、大谷焼、藍染などの実演販売、さらにはそれらの創作体験もできる。
(アスティとくしま内)


阿波十郎兵衛屋敷
【徳島市】

「傾城阿波鳴門」のモデルとなった庄屋・藍商人十郎兵衛の屋敷跡。昭和29年、近所の民家から母屋と門を移築し、藍蔵・土蔵様式の資料館も整備した。


藍屋敷奥村家住宅
藍住町歴史館 藍の館
【藍住町】

藍住町一帯は、藩政時代から明治40年代にかけて藍づくりの中心地であった。藍作農具や古文書を展示する奥村家住宅は県の文化財。藍染めの体験ができる。



人形浄瑠璃芝居資料館
【松茂町】
阿波の民衆の娯楽だった人形浄瑠璃をテーマにした資料館で、文化財展示室の中心となる中西仁智雄コレクションは、人形浄瑠璃に関する人形、頭にとどまらず、各種学術資料もそろえられている。


田中家住宅
【石井町】

吉野川の氾濫に備えた高い石垣や寄棟造りの主屋、藍納屋などが残っており、藍の豪商として栄えた往時の姿が窺える。国の重要文化財。日曜日、祝日のみ公開。


脇町うだつの町並み
【美馬市】

吉野川流域を東西に結ぶ撫養街道沿いにあり、白漆喰壁にうだつや格子戸のある藍商人達の家が残る。映画「虹をつかむ男」のロケ地にもなった。国の重要伝統的建造物群保存地区。歴史国道整備地区。



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