祖谷歴史文化道
 四国山地に位置する祖谷地方には、かずら橋に象徴されるように、屋島での源平合戦に敗れて逃れ、最後にこの地にたどり着いた平家一族にまつわる遺跡や伝説が数多く残されています。また、この地域は、深い渓谷によって、古来、他の地域とは隔絶された世界を形成してきたことから独自の文化やエネルギーを感じさせる地域でもあります。
エリアマップ
モデルコース


祖谷のかずら橋と祖谷渓谷
【三好市】

平家の落人が隠れ住んだ祖谷渓谷は、剣山から流れ出る祖谷川が、深い山々をV字型に切り込んで流れ、断崖絶壁が続く。渓谷にかかるかずら橋は、落人が考案したといわれる吊り橋で、野生のシラクチカズラで作られており、長さ45m、幅2m、水面からの高さは14mもある。国の有形民俗文化財。



旧喜多家住宅
【三好市】

祖谷地方を征圧した武将の子孫、喜多家の武家屋敷で、江戸時代中頃に建てられたものを復元している。


木村家住宅
【三好市】
寄棟造りの茅葺き、二間取りの構造で元禄12年の棟札がある祖谷地方最古の山間部民家。国の重要文化財。


  こうね  
小采 家住宅
【三好市】
江戸時代末期の建築と推定され、祖谷の小規模な民家の代表的な遺構。国の重要文化財。東祖谷青少年旅行村内にあり、4月〜11月に公開。


奥祖谷二重かずら橋
【三好市】

渡し木の間隔が広い男橋と、やや間隔が狭く距離も短い女橋が架けられており、別名夫婦橋ともよばれる。女橋の脇には、籠に乗り込みロープをつたって対岸に渡る野猿も設置されている。



平家屋敷(阿佐家)
【三好市】

阿佐家は、屋島の合戦の後、この地に隠れ住んだ平国盛の子孫にあたる。屋敷の建築様式は全国でも珍しく、中には平家の赤旗や名刀などが保存されている。
阿佐家は一般公開されていないが、三好市役所東祖谷総合支所の近くには東祖谷民俗資料館があり、平家の武具や古文書を展示している。


うだつ通り
【三好市】
池田は江戸時代からたばこ耕作が盛んで、たばこ業者が軒を連ねていた町の中心部近くの本町通りに、その繁栄の名残りをとどめるうだつの町並みが残っている。


二層うだつの町並み
【つるぎ町】

全国的にも珍しい二層うだつは、脇町のうだつとは少し違い、うだつの前半分が一段低く二段式になっている。前面には鏝
(こて)と呼ばれる白虎や鯉の滝上りなど福寿を願う絵模様が装飾されている。


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