| 弐百四拾 マイクル・コナリーは極上の語り部(2026/1/9) |
| 弐百参拾九 年末ボクシング盛り下がる(2026/1/2) |
| 弐百参拾八 プリンタ故障で年賀状印刷できず(2025/12/25) |
| 弐百参拾七 高市首相答弁のハレーション(2025/12/16) |
| 弐百参拾六 報恩講で生バイオリン演奏(2025/12/7) |
| 弐百参拾五 井上拓真vs那須川天心戦の考察(2025/11/30) |
| 弐百参拾四 中国の旅行制限がよさそう(2025/11/23) |
| 弐百参拾参 カーナビの地図データ最終アップデート(2025/11/16) |
| 弐百参拾弐 賞味期限に挑戦しました(2025/11/10) |
| 弐百参拾壱 ブルーカラー回帰を目指すべき(2025/11/3) |
| 弐百参拾 Windows11使えねえ〜(2025/10/27) |
| 弐百弐拾九 自維連立閣外協力(2025/10/20) |
| 弐百弐拾八 公明党離脱(2025/10/13) |
| 弐百弐拾七 江口寿氏、ついに馬脚を現す(2025/10/6) |
| 弐百弐拾六 Windows11への迂回アップデート成功(2025/9/30) |
| 弐百弐拾五 最近の世相(2025/9/23) |
| 弐百弐拾四 ボクシング三題(2025/9/16) |
| 弐百弐拾参 最近の世相(2025/9/7) |
| 弐百弐拾弐 曜変天目茶碗に初対面(2025/8/28) |
| 弐百弐拾壱 高校野球二題(2025/8/22) |
| 弐百四拾 マイクル・コナリーは極上の語り部(2026/1/9) |
| 年末に講談社文庫からマイクル・コナリーの新作『迷宮』が出版されました。早速買って、正月に堪能しました。 かつてボッシュと捜査協力もした新シリーズの主人公であるレネイ・バラードのシリーズ6弾になります。『レイトショー』から始まり、今やロス市警未解決事件班を率いています。 今作では、連続強姦殺人の捜査が物語の中心ながら、並行して大きな事案に行き当たります。バラードが自身の不始末を解決する過程で、連邦議事堂襲撃事件の犯人に出くわし、引退して癌治療中のボッシュの協力を仰ぐこととなります。 また、ボッシュの娘であるマディが、自身のキャリアを伸ばすために未解決事件班にボランティアとして参加し、別の巨大案件解決に資することともなります。エリザベス・ショートが惨殺された有名なブラックダリア事件が眼前に現れるのです。 強姦犯捜査の過程で、判事である上級裁判所長官がその身内として浮上するなど、ワクワクする状況が繰り広げられ、これでもかと読む者を興奮させてくれます。 コナリーは現実の犯罪捜査の最前線を貪欲に取り入れています。そもそも未解決事件班が発足したのは、DNA解析技術が長足の進歩を遂げたためです。作中で、先年のマウイ島火災での身元不明者の確定に、移動式DNAラボが持ち込まれて迅速な鑑定結果が得られたとの記述がありました。DNA着実に進歩しているのは間違いないのでしょう。それと耳慣れないながら、指紋と同レベルの識別法としてカメリエレ耳識別法とかがあるそうで、本作に取り入れています。 作中でも、科学的証拠の取り扱いが最優先されていて、ラボでの検証依頼が定番となっています。かつて、P.コーンウェルが検視官シリーズがミステリー界に持ち込んだ科学調査が、今や小説構成において最前列に置かれています。 マイクル・コナリーは世相もまた積極的に背景へと持ち込み、読者を現実とフィクションの狭間に誘ってくれます。と同時に、読者の興味を離さず縛りつける文章で、後悔させることがありません。現代米作家中でも熟達の極み、まさに極上の語り部です。 |
| 目次 |
| 弐百参拾九 年末ボクシング盛り下がる(2026/1/2) |
| 毎年12月はボクシング月間で、特に年末に話題のカードが提供されてきました。ところが、昨年はなんともな仕儀となりました。 12月27日、サウジアラビアにて日本人ボクサーを軸にした興業が行われました。サブタイトルも「Night of the Samurai」で、日本人ボクサーの闘争心溢れるファイトを期待してものだったのでしょう。サウジのリャド・シーズンと、DAZNと配信契約を結んでいるマッチルーム(エディ・ハーン会長)がタッグを組んだ興業とあって資金力が桁違いです。遠く離れたサウジで日本人ボクサーを軸にしたカードを提供するという酔狂さです。これを可能としたのは、やはり井上選手のネームバリューなのでしょう。 4団体S.バンタム級タイトルマッチ 王者 井上尚弥 vs WBC1位 アラン・ピカソ 12回戦 WBA S.バンタム級1位 中谷潤人 vs WBC 8位 セバスチャン・エルナンデス IBF S.フライ級タイトルマッチ中止 王者 ウィリバルド・ガルシア vs 6位 寺地拳四朗 WBA S.フェザー級タイトルマッチ中止 王者 ジェームズ・ディッケンズ vs 3位 堤駿斗 10回戦 東洋ライト級1位 今永虎雅 vs WBA S.フェザー級13位 エリドソン・ガルシア 堤麗斗 vs レオバルド・キンタナ 6試合用意されていましたが、寺地選手の相手が計量パス後緊急入院し、堤駿斗選手も現地での練習中に負傷して2試合が中止となりました。金満国が主催している興業なので、カードがショボくなったとか、客が少ないとかが致命傷にならないのでしょう。 中谷選手は苦戦したみたいです。僅差判定勝ちではありますが、負けと見る向きもあるそうです。 井上選手は大差での判定勝ちだったそうです。 試合前日だったかに、井上サイドが「来年5月の試合は中谷戦でなくフェザー級戦になるかもしれない」とか、いきなり言い出して驚かされました。加えて、中谷選手の不出来な試合内容によって、カードそのものの魅力も半減してしまいました。 元々、リャドサイドは今回12月にWBAフェザー級王者ニック・ボール選手との対戦を希望していました。井上サイドも了解していたのを、昨年1月の年間表彰式でいきなり中谷戦を要求して路線変更したものです。 想像ですが、サウジ現地での協議において、強くフェザー級での試合を迫られたんじゃないでしょうか。アンバサダー契約で30億円も受け取っていますから、スポンサーの意向を無下にもできなかったのでしょう。 もともとは井上選手の無理やりな対戦要求から始まった路線だけに、今さら変更するのは仁義にもとるものではあります。井上サイドの今後の判断がどのようなものになるかは分かりませんが、私はこの方針転換を歓迎します。早くフェザー級に上げないとWBO王者のラファエル・エスピノサ戦が実現しない惧れがありますから。井上 vs エスピノサ戦こそ軽量級で最高のカードです。これで実現に向けて動き出すのかなあと淡い期待を抱いています。ちなみに、私はエスピノサ選手に分があると思ってます。 1月6日追加 大晦日の試合は、ショボイというか詐欺みたいな試合でした。 WBAバンタム級挑戦者決定戦(10回戦)9位井岡一翔 vs 11位マイケル・オルドスゴイティ(ベネズエラ) WBA L.フライ級挑戦者決定戦(10回戦)2位吉良大弥 vs 7位イバン・ガルシア・バルデラス(メキシコ) どちらも挑戦者決定戦と銘打っているものの、実は指名挑戦権のない名ばかりのカードです。 井岡選手がバンタムに階級アップし、選んだ初戦の相手が11位になっているのも怪しいんです。BOXRECランキングで104位のノーランカーのはずです。実力は推して知るべしです。吉良選手の相手も13勝4敗1分で、昨年連敗を喫し、今年無名選手に勝ったくらいで、世界ランク一桁が曰く言い難しです。 井岡選手は4Rボディフックで鮮やかにKOしたそうですが、勝ちっぷりというのは相手次第というか、相対的なものですから。弱い相手に意気ってもねえ。中谷選手がS.バンタムへの階級アップ初戦に強豪を選んで大苦戦したのと大違いです。 救いはサウジ戦と同日に愛知で行われたIBFフライ級王者 矢吹正道 vs 1位 フェリックス・アルバラード(ニカラグア)戦です。矢吹選手が12回KO勝利を飾りました。実にテクニカルで、最終ラウンドに鮮やかなコンビネーションで倒しきりました。 ボクシングファンたちは、12月のMVPは矢吹選手と口を揃えています。しかしながら、矢吹選手のファイトマネーが心配です。1,000万円くらいは手にしたのでしょうか。井上選手がサウジ戦で10億以上(30億とかの噂も)貰ったとか言われているだけにお気の毒です。 |
| 目次 |
| 弐百参拾八 プリンタ故障で年賀状印刷できず(2025/12/25) |
| 昨日のこと、年賀状を印刷しようとしてがっかりな仕儀となりました。試し印刷で色が不満だったものの、仕方なしと続けると徐々に色が変な具合になり、数枚目からはマゼンタが完全に失われました。 印刷を中止し、ノズルのクリーニングを繰り返しても復調しません。クリーニング後の試し印刷もひどいもので、まったく使えません。マゼンタが完全に詰まった状態でした。あげくに故障のメッセージとともに要修理の指示が出ました。 安物を修理するわけもなく、急な機器更新をする気も起りません。そこで本日のこと、印刷を諦めて年賀状を買ってきました。郵便局に置いてある既存の賀状を使うしかありません。せっかく作った裏面のデザインも無駄になりました。手書きオンリーとあって味気なくて残念です。 新しいプリンタをどうすべしと悩んでいます。今やプリンタは年賀状作成が主で、たまに必要な情報をプリントアウトするくらいです。もはや作品を印刷することもありません。必要な情報を印刷するのであればモノクロでこと足りますから、新しいプリンタの必要性が低いのです。たまに公的提出物の印刷が必要なくらいです。それがカラーものがあり、悩ましいところです。 今のプリンタは3台目です。1台目は1996年にEPSONのA3ノビタイプを買い、デザイン業務含めて大車輪で印刷しまくりました。5年間くらいは快調だったものの、A3印刷ができなくなってA4印刷のみで6年間ほど使い倒しました。都合11年強の寿命で、印刷枚数は相当なものでした。 それも不調になり、2台目は2007年にCANONのA4写真画質を買いました。これは超高精細で気に入ったものの、経年劣化を免れず徐々に色が変な具合になり破棄しました。これも11年ほどの寿命でした。 2018年に買った現行3台目もCANONで、この劣化が一番早かったです。画質への拘りがなかったので、安価な製品でした。それだけに安づくりが顕著で、メーカーも長寿命なんてまったく考慮していないのでしょう。買って数年後には色再現が変な具合になりました。使用頻度が低かったにもかかわらず、7年で変調故障したわけで、値段なりの安づくりだったのでしょう。 家電でも似た話がありますね。昔の家電のつくりは頑丈で、嫌になるくらい長持ちしたものです。部品の交換修理で長く使うのが普通のライフスタイルでした。それが今や使い捨て感覚が当たり前となっています。 年末のセールに合わせ、4台目を新調しようと思っています。面倒だし、勿体ないけど仕方ありません。 |
| 目次 |
| 弐百参拾七 高市首相答弁のハレーション(2025/12/16) |
| 11月7日の衆院予算委員会での高市首相の答弁が日中関係を軋ませています。以後の中国側の対応を見るに、相当な焦りと従来の手法が通じない状況に戸惑いを覚えているものと邪推させられます。 これまでは日中関係が軋むとリベラル勢力が平和を脅かしてはならないと声を上げ、マスコミがこれを喧伝して世論形成に努め、その空気を読んで政府側が譲歩するのが常でした。中国側はこの流れを知悉していて常に優位に立ってきました。ところが、今回はそうなっていないのですね。 政権発足以来高支持率で、以後の調査でも高い支持率を継続しています。まずは、12月に入って以降の調査結果を確認します。 【速報】高市内閣支持率7割に上昇!政党支持で野党の順位が変動!? 2025年12月電話×ネット意識調査(選挙ドットコム×JX通信社) 本日発表された「選挙ドットコム」とJX通信社が共同で調査した政権支持率調査です。電話調査とネット調査で大きな開きがあり、どう捉えたらよいかが分かりません。ただ、基本的には高支持率ではあります。 電話:支持70.1% 不支持17.2% ネット:支持49.9% 不支持23.6% 高市内閣支持率は75.8%、1ヶ月ぶりの低下も依然高水準維持 世論調査会社グリーン・シップの「世論レーダー」が全国規模で12月8日〜14日に実施した調査データから整理したものです。 支持75.8% 不支持17.8% と高支持率です。 自民・維新が「スピード離婚」の可能性も?高市内閣支持率・75.8%でも迫る危機?議員定数削減めぐる立ち回りに温度差【edge23】 先週のJNN世論調査ではありますが、 支持75.8%、不支持20.7% と似た傾向です。 最新ではありませんが、参考までに報道各社が先月に発表した結果を記します。 共同、読売、産經、日経が支持率70%を超え、低く出ていたNHK、時事、朝日、毎日でも60%を超えていました。 そして決定的なのが、共同通信世論調査です。高市首相が国会で答弁した、「台湾有事」で集団的自衛権を行使するとの考えについて賛否を聞いたところ、「どちらかといえば」を合わせ「賛成」が48.8%、「反対」が44.2% でした。 これには中国当局もショックを受けたことでしょう。江沢民以来、日本の対中世論を誘導して日中間の諸懸案で優位性を保持してきた手法が通用しなくなったのですから。今回の件だけでなく、尖閣衝突事件が変化のきっかけではありますが。 話は変わりますが、某探偵サイトが良好な結婚生活を送るための知恵として、「こんな異性は嫌だ」と助言していました。なかでも次の点を問題としていました。 ・感情の起伏が激しい ・不機嫌ハラスメント略してフキハラ 「何か気に食わないことがあるたびに不機嫌な雰囲気をまとったり、キツイ話し方になったり、、、自分の機嫌は自分で取れという話で、家でも職場でもこういう人がいるだけで雰囲気が悪くなりますよね」 まったくそのとおりです。結婚生活だけでなく、職場の雰囲気づくりでも極めて重要なことです。さらに国家間のつき合い方においても同じことがいえます。中国の振舞いが、まさに上の問題行動そのものです。不機嫌に振る舞えば、日本が折れるとの成功体験を長く与えてきました。日本は得てして気遣いに長けていますけど、今回がよい契機です。ここで成功体験を与えちゃ駄目です。 なお、「自分の機嫌は自分で取れ」は至言です。この台詞、国家間の関係性においても有効でしょう。 “メンツ”を中国に関して特別なものとして言挙げする向きは改めるべきです。面子が大切なのは、何処の国も同じですから。ことさら中国に対して慮るかのように、“メンツ”が使われています。これもまた日中関係の歪な表象です。 日中国交回復時に尖閣の帰属を曖昧なままにすべしとした中国のやり口を、「大人(たいじん)の知恵」とか持ち上げてきた人間が多かったのも同根です。 「メンツを重んじる中国への配慮」と言わず、「大国と揉めると負の影響が大きいことへの配慮」でいいんじゃないでしょうか。是非損得を分析して応じるのが筋で、“メンツ”で片づけるのは思考停止です。面子云々を言挙げすれば、中国側はそこをより活用しようと蠢動しますから気をつけましょう。 |
| 目次 |
| 弐百参拾六 報恩講で生バイオリン演奏(2025/12/7) |
先一昨日のこと、我が家の旦那寺から報恩講の案内があり詣ってきました。毎回読経とともに何処かのゲスト住職が説教を行います。今回は説教というより布教の趣で、浄土真宗の歴史を学ぶ講座でした。そこで初めての試みというか、珍しい演出が為されました。説教師のお孫さんと思しき方が脇に控え、要所要所でBGMとしてバイオリンの生演奏をしてくれました。下図がその様子です。![]() オープニングでは誰だったかの有名な曲に惹き込まれました。クラシックは最初だけだったかな。あとは歌謡曲や演歌まで手広く聴かせてくれました。 調べたらマスネ:『タイス』より瞑想曲でした。誰でも一度は聴いたことがあるでしょう。さすがに、この動画の演者みたく絶妙のピアニッシモまでは再現できていませんでしたけど。それでも大したものです。まさか法要の場でクラシック名曲を生演奏で聴くことができるとは、お得な気分になりました。 この女性がどことなく法師さんと顔立ちが似ていたので、お孫さんであろうと想像したところです。音大でバイオリンの修練に励んだのでしょうか。独学じゃ、なかなか難しいでしょうしね。 アルバイトで引き受けたのかな、などと邪推してしまいました。念のためにアップ写真も掲げときます。 ![]() 音楽のBGM演奏だけでなく、説話のなかでの効果音もサポートしていました。中国の仏教説話を語り、「そのとき鐘の音がゴ〜ン」に被せ、バイオリンで低音を響かせてくれました。 いつもは退屈な法要を、初めて楽しむことができました。法師さんが去り、譜面台を片づけながら、お辞儀した彼女に皆で拍手を送りました。こんな法要なら、むしろ待ち遠しいくらいです。 |
| 目次 |
| 弐百参拾五 井上拓真vs那須川天心戦の考察(2025/11/30) |
| 先週月曜日にトヨタアリーナ東京でWBCバンタム級王座決定戦が開催されました。井上拓真(2位)vs
那須川天心(1位)戦で、116-112、116-112、117-111の判定で井上選手が勝利しました。 この試合は久々に勝負論が闘わされるボクシングファン注目の一戦でした。ボクシングスキルは井上選手が上回り、スピードで那須川選手が上回ると考えられ、どのような展開、結果が出るか予想し難いカードでした。 地上波がなく、Amazonの配信だけとあって私は見るとこができませんでした。ボクシングファンが集うブログをリアルタイムでチェックし、現地観戦や配信観戦するファンたちが書き込む展開を読んで楽しみました。翌日だったかにYouTubeに上げられた現地映像で確認しただけながら、書き込みどおりの内容でありました。 井上選手勝利の理由ははっきりしています。皆様が指摘しているとおり、距離が詰まった中で撃ち勝ったものでしょう。これは仕方ないというか、那須川選手の責任というより指導したTジムの限界というべきです。Tジムのトレーナーたちは昔から近間のボクシングを指導できていません。逆に、近間のボクシングを徹底的に鍛えるのがメキシコのジムです。 フランシスコ・バルガスvsオルランド・サリド戦も近間の打ち合いが凄まじいです。この両者はともに攻撃優先とあってディフェンスがおろそかです。この試合に見られるように、メキシコ選手は距離が詰まったら上体を上下左右に振ってパンチを避けると同時に、その反動を利して強打をぶつけます。潜(くぐ)ることによって、所謂攻防一体のボクシングを遂行できます。 日本のジムが不得手としているカリキュラムです。本来は基本動作として扱うべき内容なんです。それを知らないから、ボクシングファンたちは先週日曜日のWBC/WBAのS.フライ級統一戦のKOシーンを特別なものと賛嘆するのでしょう。ジェシー・ロドリゲス選手(メキシコ)がフェルナンド・マルティネス選手を左クロスできれいに打ち抜いたシーンです。 ロドリゲスvsマルチネス戦ハイライト動画の2分23秒がそれです。マルチネス選手の右クロスを左ダックで躱し、左に体重を寄せた反動を利して左クロスを打ち抜いています。見事ではありますが、実はボクシングの基本動作なんです。もちろん、ロドリゲス選手の間髪を入れないタイミングの取り方は全ボクサー中でも最高レベルですけど。 また、WBC S.フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト選手(メキシコ)をオスカー・バルデス選手(メキシコ)がKOしたシーンも典型です。 バルデスvsベルチェルト戦のハイライト動画の11分10秒がそれです。ベルチェルト選手の左フックをやや右ダックしながら、起き上がる勢いで左フックを振り抜いています。WOWOWで放映されたとき、解説者たちが見事な技術と褒めそやしていましたが、むしろ基本動作なんだと指摘してほしかったです。 サウル・アルバレス選手もこれを得意としていて、短い身長とリーチながら、大きな選手に対して一気に距離を詰めて強打をぶつけています。 那須川選手は、この潜(くぐ)るボクシングを習得できていません。井上選手はというと、攻防一体とまではいきませんが潜ることによって近間の闘いを遂行できていました。この差が試合を左右することとなり、那須川選手はポイントを失ってしまいました。 もう一点、那須川選手はボクシングに転向してから3年ほどしか経っていません。しかも、それまでの経歴が凄いだけにTジムとしても初心者に対するような基本指導ができなかったのでしょう。初心者であれば、体重が乗るようなパンチの打ち方をしっかり教えたはずだし、本人もその教えに従って日々パンチングを磨き上げたはずです。そこを手抜きし、メイウェザーばりに速い出入りと左右の動きでパンチを素早く当てることのみ練習していたのでしょう。 上のことは私の勝手な想像ですが、試合を見る限り間違っていないと思われます。回り道ではありましょうが、そこを避けて強さを得ることはできません。世界を獲り、強い相手と戦い続けるには必要な回り道でしょう。 |
| 目次 |
| 弐百参拾四 中国の旅行制限がよさそう(2025/11/23) |
| 百参拾七 承天閣美術館、福田美術館訪問(2023/12/8)で京都の福田美術館訪問と周辺の込み具合を記しています。で、昨日のことネットで拾った京都渡月橋周辺の様子 の動画です。橋の手前側で動画終盤右手に見える建物が福田美術館です。 早朝とあって閑散としています。しかし、秋紅葉シーズンともなれば、昔から京都の込み具合は異常レベルでした。 15年前に四百八拾七 上村松園の美(2010/12/4)で京都国立近代美術館を訪ねた際、開館に合わせて早朝から動き出し、昼前には帰途につきました。展覧会場からタクシーを拾って京都駅に向かっているとき、運ちゃんから早目に京都から離れるのは正解ですよと言われました。昼頃にはバスや電車も満員で、道路なんて走れたもんじゃないと愚痴られました。 このときはホテル予約にも困りました。2か月前に代理店で予約を取ろうとし、市街地のホテルはすべて塞がっていました。秋の京都ともなると、2か月前じゃまったく遅いんですね。甘かったです。仕方なく郊外のホテルで、しかも安い部屋は埋まっていて、高い部屋しか空いていませんでした。高いだけあって、きれいな部屋と豪華な夕食だったので自身を納得させましたけど。 その後、インバウンドと円安のせいで、さらなる混雑が常態となりました。2年前に福田美術館を訪ねたときも、辺り一体が満員電車みたいな人混みで、道路に出なきゃ進むことさえできませんでした。しかも、このときは雨だったので、本当に煩わしい散策を強いられました。 以前であれば、秋の京都は日本人観光客が大挙するシーズンです。上でリンクした動画からすると、中国からの団体旅行が中止になったために閑散としたものでしょう。さすれば、もはや日本人がこの時期の京都旅行を避けているとしか思えません。中国旅行客が減っても、本来であれば11月の京都は日本人客で溢れるはずですから。 中国が団体旅行キャンセルに走ったのは、全般として歓迎すべきことでしょう。もちろん、観光業者など当て込んだ方々にとっては残念でしょうけど。 これを書くために福田美術館のサイトを開くと、上村松園と美人画の軌跡 が開催中と知りました。島成園の絵も展示されているそうで、こういうときだけ都会住みの方が羨ましいです。田舎済みにとっては、観覧も一日仕事となりますから簡単じゃないです。 |
| 目次 |
| 弐百参拾参 カーナビの地図データ最終アップデート(2025/11/16) |
| 先週末に「更新地図ダウンロードデータ 販売終了のお知らせ」が届きまして、土曜日に四苦八苦しました。 Panasonic のナビを使っていて、権利保護とユーザを固定認証するセキュリティの仕組みがガチガチとあって、手間暇がかかるんです。2016年に買ったミラに装備したもので、ナビの発売はそれ以前でした。地図の更新データをアップデートするサービスがあって、前回は2022年に適用しました。 前回の地図データはダウンロード版でなく、SDカード版を買いました。SDカード入替えで済むと思っていたら、本体に記録保存されているシリアルをSDカードに読み出してキーカードを作成する必要がありました。慌ててカードリーダーとSDカードを買いに走ったりもしました。 Panasonic のサポートサイトで確認すると、2025年版の最新地図データがあり、これが最後の提供データとなります。今回はSDカード版でなく、ダウンロード版を購入しました。手っ取り早く更新を済ませたかったからです。 で、苦労しました。前回やった手順というか、更新方法を完全に忘れていました。カードリーダーをPCにセットし、セットアップを開始すると、最初に「キーカード確認」が求められました。キーカードを作成しようと車載本体にSDカードを入れて読み出そうとしても、「ダウンロードキー出力」がアクティブにならないのです。 前回どうやったか思い出せないものの、更新のためのキーカードを作成したはずです。で、方々探しまくって該当SDカードを見つけました。 これを読み込ませることによって、ユーザーというか該当機種の特定をするのでしょう。その後はすんなり進み、ダウンロードが開始され、1時間ほどで上書き更新が完了しました。 さっそく本体にセットすると、ナビが更新データをロードしてセットアップ完了となりました。はたして新しい地図が表示されるか楽しみです。近在で整備中のバイパス新規開通部が表示されるか、大きな橋の新規架け替えが表示されるかなど、早く該当箇所を走って確認したいです。 11月17日追加 近在で建設中のバイパスは、一部区間が10年ほど前に片道2車線だけ開通し、そこを双方向通行していました。次いで、今夏から秋にかけてもう片側の工事が行われ、11月から4車線開通の運びとなりました。 ミラ購入時にはバイパスそのものが地図データに存在せず、長い間ナビ上では田圃の中を走っている案配でした。最初のデータ更新によって、遅ればせながら表示されました。 本日、最新データ更新済みナビで走ると、ちゃんと4車線道路が表示されました。愛車のミラは10年目ながら、これであと数年は戦えます。安心しました。 |
| 目次 |
| 弐百参拾弐 賞味期限に挑戦しました(2025/11/10) |
| 先週のこと水屋の奥から仕舞い忘れていたレトルトカレーが出てきました。賞味期限を見ると2024年1月○日と絶望的な古さでいた。さすがに1年10か月前の期限となると抵抗があります。 ネットで調べると、いずこも同じ内容でした。曰く以下のようなものでした。 ・賞味期限切れ1ヶ月 1ヶ月程度の賞味期限切れなら問題ないかもしれませんが、状態をよく確認してください。 ・賞味期限切れ3ヶ月〜5ヶ月 賞味期限切れ3ヶ月は最大保存期間にかなり近いです。賞味期限が1年のものの場合、賞味期限切れ5ヶ月は、もう食べないほうが良い状態。 ・賞味期限切れ半年 賞味期限切れ半年では最大保存期間の1年3ヶ月を超えています。食あたりのリスクも考慮すると、賞味期限切れ半年のレトルトカレーを食べるのはやめておいたほうが良いでしょう。 ・賞味期限切れ1年〜2年 賞味期限切れ1年〜2年のレトルトカレーを食べるのは避けるべきです。いくら加圧加熱殺菌をしていても内部に細菌が繁殖している可能性があるので、食べないようにしてください。 また、現物を見て判断すべきとの記述があります。「パウチが膨張している」「異臭がする」「白い斑点がある」などがチェックポイントだそうです。 基本的に食べない方がよいのでしょうが、以前に体験した半生麺のうどんを思い出し、いけるのでないかとチャレンジしました。 法事のお供え物として頂いた半生麺のうどんが賞味期限を3か月ほど過ぎていました。安全を期すなら食べるべきでないのでしょうが、現物の状態次第だろうと確認しました。匂いを嗅ぐと、ほんのり饐えた匂いがしました。これは、うどんの半生麺に普通にある匂いなので、問題なしと判断しました。また、生地が黄色く変色していればさすがに避けますが、そこまでの変色は見られませんでした。で、食べたところ、特に問題もありませんでした。 うどんの経験から、レトルトカレーも現物の状態次第だろうと開けてみると、特段の問題もないと思えました。念を入れ、湯煎やレンジでなく、鍋で念入りに煮ました。立ち上る匂いからも異常は感じられませんでした。新鮮な風味が保たれているかは怪しいところですが、食あたりを引き起こす変成はないものと判断しました。 冷凍うどんを湯掻いてカレーうどんとし、美味しくいただきました。人には勧められませんが、現物を視認したり匂いを嗅いだりで問題なければ賞味期限を大きく過ぎても大丈夫みたいです。それと、内蔵が丈夫なことも条件かな。 我が家は田舎の貧乏舌なので、体調不良に陥ることもありませんでした。こういうことは、あくまで自己責任でね。 |
| 目次 |
| 弐百参拾壱 ブルーカラー回帰を目指すべき(2025/11/3) |
| 昨日の日經新聞の記事「米国で「ブルーカラービリオネア」現象 AI発展で潤う肉体労働者」です。有料記事なので、さわりしか読めませんが、内容は見当がつきます。アメリカでのブルーカラーへのサービス対価が半端なく高額である趣旨でしょう。 これは必ずしも否定すべき話ではありません。金融マンや弁護士が高額な対価を得ているなら、ブルーカラーの得難いサービスもまた高額であってしかるべきです。これは日本においても、そうであって不思議ではありません。 日本の将来志望の傾向―日本に限らず世界的に同傾向―ホワイトカラー志望が圧倒的に優勢です。私は現役時代にものづくり系への誘引に数十年間苦労しました。なので、この件については嫌というほど思い知らされています。 求人と求職のミスマッチ、それはもうひどいものです。事務職希望が圧倒的多く、それへの求人はとても満たされていません。逆に、ものづくり系への求職者は少数で、人手不足、後継者不足に事業所が苦しんでいます。 賃金も大手は別にして、中小の事務職は安いものです。対してものづくり系は結構な実入りが保証される実態があるにもかかわらずです。 この傾向は中高年はもとより、特に若者に顕著で、ブルーカラー忌避が骨がらみとさえ言えます。理由はいろいろあります。 まず、進学志向が大学全入という国策によってより促進されました。2000年代に入って規制緩和によって、それまでは学校法人審議会による厳しい審査が必要であった大学・学部新設の一部に届出制が導入された。これが大学の新設ラッシュを招き、1992年から2006年までの間に大学は約70校新設され、短期大学から四年制大学への移行も合わせて184校増加しました。その一方で少子化が急激に進み、大学全入の様相に至りました。 少子化がすでに見えていた状況で、よくもこんな馬鹿げたことをやったものです。文科省及び政治家の罪は大きいといえます。 もう一点、プラザ合意以降の円高で製造業が海外移転、あるいは縮小廃業に追い込まれ、日本各地の製造拠点が失われました。これは地方衰退の一原因でもありますが、製造業の将来性が危うくなり、若者のものづくり系への信頼性をも失わせてしまいました。 これに対する政府の回答が、海外からの労働者受け入れです。経団連など雇用側の意を受け、移民政策に舵を切っているのは周知のとおりです。その方策が日本の将来に幸せをもたらすものか、大いに疑問です。 むしろ、全業種における人手不足の現況を奇貨とすべきです。ブルーカラー業種を高給で遇し、これを広く周知して求職者の眼が好意的なものになるよう務めるべきです。意識改革には時間が掛かるでしょうが、必要な回り道です。 移民によって地域コミュニティ崩壊が予想されますし、その移民子弟がブルーカラー職に甘んじる保証もありません。大学の枠を絞ることによって他の選択を普通のこととし、しかもブルーカラー職に就くことによって高給が得られる現実を提供するのが本道です。 ものづくり回帰を目指すには、そのサービス対価を高くする必要があり、利用者が受け入れなければいけません。日本は便利サービスを安く利用することに慣れ過ぎています。なので、国民全体に意識改革が求められます。 そうすると、DIYで賄おうとする向きも増えるでしょう。日曜大工だの自分で修理だのの工作ブームが盛んになるでしょう。それでいいんです。やってみれば、プロのサービスがいかに有難く、価値あるものか理解が進むでしょうから。 多分、そのようなことは皆が解ってはいるのでしょう。しかし、すでに大学利権が堅固に構築されているのでしょう。とはいえ、急激な少子化を前に呆然と佇んでいても解決しません。ここを動かす政治家が現われることを望んで止みません。 |
| 目次 |
| 弐百参拾 Windows11使えねえ〜(2025/10/27) |
| 先月末にアップデートしたノートPCのWindows11は、まあ使えません。巷間で言われているように、従来のスタートメニューがなくなり、ウィンドウをポップアップして必要な項目に辿り着くスタイルです。まるで、Windows8
での最悪インターフェイスを繰り返すかのような悪手です。あれはスマホと使用感を共有するのが目的でした。世界中のユーザが非難を浴びせ、Windows10
でスタートメニュー方式に戻しました。ただし、Windows7 までのシンプルな使いやすさでなく、それなりに鬱陶しいものでした。そんなWindows10
でさえ懐かしくなるような後退ぶりです。 そこで時間をかけながら、各種設定を自分流の使い勝手に変更しています。 真っ先にやったのが、エクスプローラのインターフェイスです。コピー、削除、切り取り、プロパティなど日常的に右クリックで多用するやり方がなくなり、上にメニュー表示するスタイルには血圧が上がりました。わざわざ余計な手間を掛けさせるMS開発陣の無能が腹立たしいです。 この件については、世界中のユーザが怒って対処していますね。私もレジストリを書き換えて従来どおりのエクスプローラに戻しました。 また、私が多用するメモ帳と付箋も分かりにくいんです。きっちりタスクバーにピン止めしました。 それと、以前からのことではありますが、メールソフトの使い勝手が悪いこと。昔のWindows にはシンプルなメールソフトが搭載されていました。それが、Windows7 からは標準でなく別途ダウンロードが求められました。いえ、ダウンロード取得は構わないのですが、Windows10 からはそれさえなくなり、Outlook を使うしか手がなくなりました。 フリーのメールソフトもいろいろあれど、いずれも満足できず、仕方なくOutlook を使っていました。Windows11 も継続してOutlook を使えとのことで腹立たしいです。シンプルなメールソフトひとつ提供できないMS さん、開発陣は何を考えているのでしょうか。 それとMSIMEの設定バーがデスクトップにしか置けないんです。以前はツールバーに内包できました。デスクトップに置くと目障りなので表示していません。設定の際にはツールバーの日本語/英数のアイコンから右クリックで呼び出す手順となります。それで問題ないといえ、こういうのこそ表示しろよと思います。 MSがこんな仕様を提供するのは、望むユーザがそれなりにいるのでしょう。さすれば、私の使用法が世間から外れているのかと寂しくなりもします。そうでないことを望むばかりです。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾九 自維連立閣外協力(2025/10/20) |
| 急転直下というべきでしょうか。先週17日に日本維新の会の吉村洋文代表がTV番組で、自民党との連立に向けた政策協議に関し、年内の国会議員定数削減を明記する形で合意できなければ連立は組まないと明言しました。 ちょっと驚きました。それまでの方針から大きく変更しましたから。12項目の政策提言それらにはグラデーションがあり、社保改革と副首都構想を絶対としていました。それが突然、定数削減まで言い出したのですから。最初は、調子こいた勇み足かなと思っていましたが、自民党側の苦境を抑えた深謀の模様でした。 国会議員の定数削減、それも1割ほど削減するというのは、なかなかに難しい要求です。議員さんたちの絶対的保身に対する挑戦ですから、凄い話です。 ただし、比例代表―それも落選からの復活を対象にしているだけに、多くの国民からは概ね好意的に受け止められているやに見えます。維新らしい要求で、私なんかは拍手喝采です。 で、案の定、各党議員さんたちが非難をぶつけまくっていて笑えます。曰く、「小選挙区で敗者側に立つ意見が届けられない」、「弱小政党が国政に出れない」及び「新しく国政にチャレンジする目が失われる」などです。 これらの意見は一理あります。一方で同じだけこれを否定する理もあります。ものごとには必ず理非曲直がありますから、反対意見は必ずあります。そこで、自ら利点も語れば説得力が増すんですけどね。 自民党側としては、議員定数削減は嫌でしょう。しかし、維新との連立で政権を維持することは、もっと重要ですから受け入れるんでしょう。そこで、応じた形にして、揉めに揉めて有耶無耶にするのを狙っているのかな。 本日、正式に連立合意が成立しました。と同時に日本憲政初の女性総理が誕生するのでしょう。高市政権の船出はなかなかに大変でしょう。社保改革には一番期待するところです。しかし、医療費削減、つまり高齢者の負担割合を増やすのは、選挙で勝つことしか頭にない議員さんたちには難しいんかな。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾八 公明党離脱(2025/10/13) |
| 先週金曜の日經新聞の記事「高市早苗氏「公明が一方的に連立離脱伝達」 企業献金規制の返答保留」です。 高市自民新総裁が悪手を連発しました。まず、連立相手の公明党に真っ先に挨拶すべきところ、国民民主党を優先するというセンスのなさ。公明党からすると、“下駄の雪”とかの揶揄を新総裁自らがあからさまにした格好ですから、とても許容できんでしょう。 次いで、政治資金収支報告書への不記載額が2,728万円の荻生田氏を自民党幹事長代行に任命しました。自身への貢献度が高いゆえの情実人事が見え見えだけに、世間の顰蹙もものともせぬ厚顔ぶりが際立っていました。同じく総裁選出の立役者である麻生氏を副総裁に据えるなど、公明党にとっては腹に据えかねる人事でした。 高市総裁が斉藤代表と会談後に語った内容がひどすぎました。 連立政権から離脱する方針について「一方的に伝えられた」と主張した。 自民党総裁が代われば連立維持はありうるのか聞いた。公明党側からは「誰が選ばれても同じだ」との回答だった。 この一方的発言といい、他の人間なら連立継続かのやり取りを公言する態度といい、外に向かって語る内容じゃないです。おそらく自分の不手際を軽く見せようと足掻いたものです。こういうのは、政治に限らず配慮が必要なとkろです。 本来であれば、長年の交誼に謝辞を述べるのが必須です。あるいは、公明との長きにわたる連立によって、政治がより豊かなものになったとか、嘘でもいいから公明党を持ち上げるべきでした。それであれば将来での協力も得られるでしょうし、またその余地を残さなければばらないところです。 そんな誰でも解ることが高市氏には見えていないんですね。そんな人間には、とても総理は務まらないでしょう。今後の政局がどうなるかは読めませんが、高市氏に日本の舵取りを任せられないのが明らかになったかと思います。 10月14日追記 7日に新たな執行部を正式に発足させ、午後に公明党を訪ねて顔合わせと協議を行っていました。立憲や国民民主への挨拶回りは8日午後でした。間違った情報を信じ込み、そのまま発信してしまい、お恥ずかしい限りです。反省します。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾七 江口寿氏、ついに馬脚を現す(2025/10/6) |
| togetter に書き込まれ、物議をかもしている「江口寿史氏がルミネで開催されるイベントのイラストを担当→SNSに上がっていた写真の無断使用だった…モデル本人が気づき問い合わせ→経緯説明」の件です。 すでに先週から話題になっていて、江口氏の過去作品の無断流用ぶりが掘り起こされています。ネット民を怒らせたのが、江口氏の他人ごとみたく上から目線の対応です。 中央線文化祭のイラストは、インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔を元に描いたものですが、ご本人から連絡があり、アカウントを見てみたらSNSを中心に文筆/モデルなどで発信されている金井 球さんという方でした。その後のやり取りで承諾を得たので再度公開します。金井さん(@tiyk_tbr)の今後の活動にも注目してくださいね。 JR荻窪駅のルミネ、地下と1階出入り口にどでかい看板が現在貼り出し中なので近隣の方はしばらくの間よろしく! 自身の違法行為を恥じるでなく、むしろ上から目線で流そうとしています。依頼クライアント企業は堪ったもんじゃありません。過去に依頼した企業さんは、当然のこと許諾関係再確認の見直し作業を行うでしょう。大迷惑でしょうね。 佐野氏の五輪エンブレム騒動を髣髴させます。佐野氏は関連展開例で他人の写真を盗用し、「参考資料については、普通にやられていることだ」と、寝言をほざいていました。お仲間のデザイナーたちも同じことを主張し、似た者同士と世間に知られるところとなりました。 さらに佐野氏はこれを“転用”と言い、“盗用”とは言わない往生際の悪さを晒してくれました。“転用”は許諾を得た場合の話で、無断使用は盗用なのにね。 江口氏は昔からトレースをやってましたが、今回のは特徴的なビジュアルだったので、ご本人に気づかれたのかな。 私も仕事でフォト蔵を活用させていただきました。テーマに合わせて該当ジャンル内を閲覧し、これというのがあればご本人に連絡して使用許諾を得ました。全員から「どうぞ遠慮なく使ってください」と嬉しい返答でした。完成後にデータをPDFに書き出して送って礼としました。自治体職員自前制作による公的な配布物とあって、皆さん「お役に立てて幸甚です」と気持ちよく協力してくれました。 江口氏の場合は商用で、しかも高額のギャラを貰っていますから、それなりの対価を支払わなければ仁義にもとるでしょう。こんな基本的なプロセスを無視していたのが江口氏の仕事でした。 今回の件で、自身の違法行為を省みもせず、大家気取りの尊大な態度に終始したこともあって、企業側もさぞ危機感を覚えたことでしょう。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾六 Windows11への迂回アップデート成功(2025/9/30) |
| Windows10が来月半ばでサポート切れとなります。さて、どうすべえと考え続けていました。13年以上前のノートなのでアップデート対象外です。TPMとかに対応していなく、これを回避するインストール法もサポート対象外とかで今日まで放置していました。Windows10のまま、1年間の有料延長(ESUプログラム)を申し込もうかとも考えましたが、いずれ先での対応が必要になるので止めました。ちなみに、EUに対してはESUを無償提供するそうです。 そこで、思い切って巷で話題の回避ツール「Flyby11」を利用しました。適用方法については、ネットに詳細な情報が上がっているので困りません。早速、アップデートを試みました。手順どおり上手くいってたのが、途中で「要件を満たしていない」と表示されて止まりました。そこで、手順中でダウンロードしていたWindows11のISOファイルをドラッグドロップで指定ダイアログ内に入れると、すんなり進行してWindows11へアップデートできました。 アップデートには時間がかかりましたが、いかにも順調な雰囲気に心配することもありませんでした。Windows11のISOファイルは、Windows Server、Pro、Homeを兼ねていて共通の模様です。バージョンによって内部での選択スイッチがあるのでしょう。アップデート中の表示が「Windows11 Serverへのアップデート」とかでした。エッ、もしかしてHomeのはずがServerに変身するのかしらと期待が膨らみましたが、仕上がったのはHomeでした。Serverだったら違法となりますから、むしろホッとしました。 そのWindows11はインターフェイスが更にひどくなっています。エクスプローラの表示も余計な部分が占めて扱いにくいし、「ファイル削除」が一つ深い階層に隠れているしで、MS設計陣はユーザに非効率を強いているのかしら。 余計なガジェット類をかなり非表示にしたものの、まだまだ要らんものが残っています。うざいけけど、セキュリティサポートの関係で仕方ありません。そのうち、じっくり整理したいと考えています。 OSが新しくなり、いらん機能がてんこ盛りで動作が重くなっています。まずは、「winconfig」の「スタートアップ」で余計なアプリの起動を止めます。次いで「管理ツール」で不要なプロセスを停止します。そこまでやれば、使用メモリも減るでしょうから、幾分かは動作が軽くなるでしょう。後日、時間をかけて、ボチボチ手を加えてゆきます。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾五 最近の世相(2025/9/23) |
| 昨日の朝日新聞の記事「何だこの税額!? 31万円で町から買ったのに…建物評価のカラクリ」です。 建物と土地の評価額が「4631万円」 翌年、町から届いた「固定資産税納税通知書」を見て仰天した。この物件の固定資産税として、約61万8千円を払えとある。 こんな山間部なら土地の評価額は極めて低いはずです。一方で、1979年築といえ、4階建て大型施設とあって当初評価額が数億円だったのかな。 この材木業者さん、事前に評価証明を取らなかったんですね。取得後の固定資産税を調べないまま進めたのは迂闊です。いえ、迂闊というより、無能の趣です。こういうのをあとの祭りっていうんです。 一昨日のFRIDAY DIGITALの記事「地球最悪の″侵略植物″南米の悪魔「ナガエツルノゲイトウ」が日本で大増殖する「衝撃の光景」」です。 大変な光景です。地面にまで侵襲したらお手上げなので、水面段階で蠱毒風に闘わせるも一計かと思います。取りあえずホテイアオイかウキクサを繁茂させ、どちらが勝ち残るか興味津々です。 先手を打った方が有利に闘いを進めそうです。ナガエツルノゲイトウの萌芽を見かけたら、すかさずホテイアオイなどを投入して圧倒するか様子見してはいかがでしょうか。敗けるようであれば打つ手なしですけど。 一昨昨日の朝日新聞の記事「捕獲したシカやイノシシ、大型配水管で処理 猟師の負担低減」です。 この排水管は側だけで底がないのでしょう。減量具合と経過時間を書いてくれたら理解しやすいのですけど。 ジビエ食に転用する量が少なくて意外でした。捌くのも大変みたいで、大半は埋設処理だそうです。で、駆除数が多くてその埋設が追いつかないことへの対処だそうです。 大学時代に静物のモチーフにと、皆で牛の頭を校内に埋めました。一年後くらいに取り出すときれいに骨だけになっていました。後は洗ってでき上がりです。多分、今も後輩たちが使っていることでしょう。 昨日のtogetter から、「「これが展示かと圧倒されてしまった」松戸市博物館の団地再現がもはや生活しているかのような雰囲気まで完璧」です。 この団地は立派なものです。これがモデルケースかは怪しいです。国立歴史民俗博物館に「日本住宅公団団地実物大再現」コーナーがあり、「ぶらぶら美術・博物館」で紹介されていました。 旧赤羽台団地の再現だそうで、建て替えの際に出た部材を使用してもいるそうです。まあ、狭い部屋でした。テーブル、流し台、戸棚できつきつでした。田舎の広々空間が習い性の私には耐えられない住まいでした。 かつての高度成長時代を支えた方々の、都会での暮らしがこのようなものであったかと感慨深いです、それでも、このような団地住まいは、長屋暮らしの方々からは垂涎の的だったのでしょう。公団住宅入居が籤引きでセレクトされていたとか聞きますから。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾四 ボクシング三題(2025/9/16) |
| 一昨日の日曜は、世界中のボクシングファンたちが幸せな時間を過ごしました。 まずは午前中(アメリカ時間13日)、ラスベガスで4団体統一S.ミドル級タイトルマッチが開催され、WBA S.ウェルター級王者のテレンス・クロフォード選手が王者サウル・アルバレス選手に挑みました。 予想を裏切る内容で、2階級下のクロフォード選手が判定で見事に勝利しました。私も、とても勝てないだろうと思っていました。2年前、2階級下の4団体統一王者のジャーメル・チャーロ選手との対戦が思い出されます。2階級差の壁は大きく、試合前のリング上でガウンを脱いだ両者の広背筋筋肉量が段違いでした。これじゃあ、まともに打ち合えないなあと思っていたら案の定で、チャーロ選手は下がったり横に逃げたりの躱すボクシングに終始しました。7回にダウンを奪うなど圧倒して大差判定となりました。 クロフォード選手はライト級出身で、ウェルター級に長くいて、S.ウェルター級に上げて1試合しただけです。すでにS.ミドルがナチュラル階級であるアルバレス選手とまともに闘うのは無理というものです。これは真っ当な見方のはずが、予想を裏切る出来映えで、ナチュラル体重かのように動き、遮り、コンビネーションを打ち、カウンターを取ったそうです。 次回リング誌のPFP1位は、クロフォード選手に決定でしょう。また、今年のMVPもまたクロフォード選手が確実と思われます。 夜には名古屋のIGアリーナのこけら落しとして、4団体世界S.バンタム級王座統一戦 王者井上尚弥 vs 暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ戦とWBOバンタム級タイトルマッチ 王者・武居由樹 vs 1位クリスチャン・メディナが行われました。 武居選手が4RTKOで敗れました。敗因がいろいろ語られていますが、肝心な点が指摘されていません。 武居選手(左構え)対メディナ選手(右構え)なので、武居選手は左に回らなければいけない(右回り/時計回り)のに、右に回っていました(左回り/反時計回り)。アチャーと思っていたら、案の定でいかれました。 メディナ選手側からすれば、右に回らなければいけない(左回り/反時計回り)ところ、武居選手が向って左に回ってくれるので、なにもしなくても同様の位置関係、角度関係を作ることができました。かつて、内山対ジョムトーン戦での構図とまったく同じです。あのときも左構えのジョムトーン選手が左でなく右に回ってくれたおかげで、内山選手から見て相手が左に位置してくれ、打ち合いをやり易くしてくれていました。 メディナ選手にとっては有難かったでしょう。重要なポイントなのに大橋陣営はもちろん、日本のボクシング関係者たちはみんな気づいていないみたいです。なんなんでしょうね。 井上選手はアウトボクシングに徹して大差判定勝利でした。スピード、パンチ力で優る王者がアウトボクシングを完遂すると、挑戦者側は為す術がありません。アフマダリエフ選手からしたら、後半あたりからは打つ手なしを自覚したでしょう。それでも、何が起こるか分かりませんから、最後まで最善を尽くそうと頑張ってはいました。 フリオ・セサール・チャベス選手がメルドリック・テーラー選手と統一戦を行った際、大差で負けている内容で、最終12Rの残り20秒を切ったところでダウンを奪い、ダメージを残して立ち上がったところでレフェリーが止めました。奇跡の大逆転劇でした。井上選手以前での軽量級で強打の第一人者といえばマイケル・カルバハル選手でした。衰えての引退試合でホルヘ・アルセ王者に挑み、ずっとポイントを取られていたのを11RにKOして戴冠し、すぐに返上したこともあります。諦めず相手に迫れば、何が起こるか分からないのが勝負の醍醐味です。 ただ、何が起こるか分からないといっても、今回の井上選手のように深追いせずにアウトボクシングに徹せられたら、打つ手なしでしょうけど。強攻すれば倒しきることも可能だったでしょうが、反撃で痛打を食うことも覚悟しなければいけません。そういう泥臭さを避けて完勝形を描こうとしたのではないでしょうか。 アフマダリエフ選手のディフェンスは文句なく固くて上手かったです。受けからすかさず攻撃に転ずる攻防一体のスキルも備えていましたから、迂闊な急迫を避けたのでしょう。そして、きれいに勝ちきる試合を目指したのではないでしょうか。その意図は十全に果たせましたが、クロフォード選手の勝ちをもぎ取る意欲には及ばなかったやに見えました。 クロフォード選手のチャレンジ路線を井上選手に置き換えると、フェザー級に上げてラファエル・エスピノサ選手に挑むに似ています。クロフォード選手の漢気には遠く及びませんね。なにせ、下の階級の中谷選手に向って、上に上げて来いよと調子のいいことを言ってるんですから。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾参 最近の世相(2025/9/7) |
| 調査主体は分かりませんが、TV朝日「グッド!モーニング」先月末の放送です。 新入社員「成果主義」より「年功序列」 1990年の調査開始以来初めて 今年度の新入社員を対象に「成果主義」と「年功序列」のどちらを望むか調査したところ、56%が「年功序列」を望むと回答しました。 「年功序列」が「成果主義」を上回ったのは、1990年の調査開始以来、初めてです。 成果主義はバブル期の好機を最大限受容しようと始まり、その後のバブル崩壊の厳しい環境の中、逆に生き残り戦略として導入されました。世を覆いだしたのは21世紀に入ってからです。今年度調査で初めて「年功序列」が上回ったということは、学生さんたちの「成果主義」に対する理解が浸透した所以ではないでしょうか。それまで甘い認識だったのが、やっと本当のところが周知されたのでしょうか。 成果主義の実態については、昔からウォッチングしてきました。百六拾七 能力主義と成果主義(2004/12/19)において、かなり突っ込んで書いてもいます。 成果主義は決して人を幸せにするものでなく、人件費削減という会社都合以外の何ものでもありません。例外は研究開発関係です。特許権利の扱いが変わった以上、企業側としても対応が必須でした。従来の職務上の成果は会社に帰す―が個人に認められましたから。 いずれにしろ、新入社員たちがその実態を理解しているのは心強いです。 NHKニュース「【詳しく】クマ被害 市町村判断で猟銃使用可能に 市街地などで」です。 環境省のまとめではことし4月から7月末までにクマに襲われてけがをするなどの被害にあった人は長野県が13人、岩手県が12人、秋田県、福島県、新潟県でそれぞれ4人などの合わせて55人となっています。 このうち、北海道と岩手県、長野県でそれぞれ1人、合計3人が死亡しました。過去の同じ時期と比べると、年間を通じて過去最多の被害者数となった2023年度は56人で、今年度はほぼ同じ水準となっています。 熊害の悲惨さから、誰もが従来の鳥獣保護管理法ではどうにもならんだろうと切歯扼腕していたことでしょう。やっと改正され、迅速な対応が可能になるとともに、物的損害や人身事故が生じた場合の損失を市町村側が補償・賠償するとしています。 取りあえずの進歩で、よしとすべきなんでしょう。ただ、私なんか無責任に、もっと積極的に熊狩りをすればいいのにと妄想してしまいます。陸自が熊狩りを訓練でやるんです。もちろん、鳥獣保護の観点やら保護団体の反発があるし、警察の管轄権との軋轢もあるしで無理な話なんですけど。 熊狩りはゲリコマ狩りにも似ているんです。山野に潜んで蠢動するゲリコマを想定した索敵、追跡、包囲殲滅などにも似た有意義な訓練になるでしょう。 大藪春彦氏の『獣たちの黙示録』冒頭130頁余がハンティングに割かれています。主人公の西城がアフリカで休暇を過すシーンです。口径375(9.5×70mm)ライフルでライオン、バッファロー、豹、鹿、犀などの獲物をトロフィー狙いで狩ってゆきます。 この獲物を狩る手法がゲリコマ狩りのよき訓練になりそうな気がします。5.56mmでなく、それ用の強装弾ライフルを装備しての訓練で、熊狩りとで一石二鳥の訓練になります。陸自隊員は熊狩りを嫌がるでしょうが、それだとゲリコマ狩りも無理というものです。 有事に備えよというなら、熊狩りくらいやってもいいんじゃねとか、無責任にも妄想してしまうんです。 |
| 目次 |
| 弐百弐拾弐 曜変天目茶碗に初対面(2025/8/28) |
| 曜変天目茶碗は世界に3点しかなく、それがすべて日本にあって国宝指定されています。昔から鑑賞したかったものの縁がありませんでした。 8年前の八百弐拾四 空前絶後「国宝」展(2017/10/21)に足を運んだ際、鑑賞の機会があったものを、迂闊にも見逃してしまいました。大徳寺の塔頭龍光院所蔵の曜変天目茶碗が展示されていたのに気づかなかったのです。後で知って悔やみましたよ。順路から外れて展示してたみたいで、仕方ないといえ残念でした。大徳寺所蔵品は、滅多に展示しないだけに悔しいです。 で、今回の狙いは藤田美術館所蔵品で、百七拾参 迷惑な足踏み台風(2024/9/4)に書いたとおり、昨年訪ねようと万象繰り合わせながら、台風直撃で中止になったものです。昨日のこと、1年ぶりのリベンジがついに成りました。 前回中止となったツアーと同一企画で、藤田美術館と大阪市立東洋陶磁美術館を訪問しました。 両館ともにスマホ撮影OKと嬉しい対応です。もちろんフラッシュは禁止で、デジカメ等専用カメラは駄目だそうです。とはいえ、今のスマホは高性能高解像ですからなんの問題もありません。画素数も巨大だし、暗い館内撮影でも明るく映っていました。昔のスマホならフラッシュなしでは暗く潰れるところ、鮮やかに再現されていて感動ものです。それが下図です。 ![]() 画像補正をかけていません。館内で肉眼で見たより明るく明瞭です。光を受けない状態では単なる黒い釉なのに、光を受けると多色に輝くんですね。信長、秀吉、家康など天下人が独占したのも頷けます。 でき得ることなら手に取り、いろいろ傾けて反射具合を堪能したところですが、部外者には望むべくもありません。 もう一つの目玉は、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の油滴天目茶碗です。安宅グループから寄贈を受けたそうで、これまた国宝指定となっています。 ![]() 本品の見どころは、天板への反射像のとおり外側にも滴のようにびっしり斑紋が浮き出ている点です。その華麗さが、重文を超えて国宝指定となった所以でしょう。 元々は秀次が持っていたそうで、その後重家伝来となって若狭酒井家に至ったそうです。後に安宅コレクションとなり、安宅産業破綻を受け、住友グループ支援の大阪市立東洋陶磁美術館に寄贈されたそうです。 大阪市立東洋陶磁美術館には凄まじいまでの青磁コレクションがあり、ファンにとっては目の保養間違いなしです。私はあんまし青磁に興味がないのでそれなりでしたけど。 藤田美術館には、他にも狩野永徳「書画扇取合せ」、菱川師宣「大江山酒呑童子絵巻」、竹内栖鳳「皐月雨図」など、数多の名品があって眼福に与りました。 ![]() 藤田美術館は上の建物で、カーディーラーにも見紛うシンプルさです。こういう虚仮おどしなしのデザインは好きです。こじんまりした外観ながら、中身で勝負の意気です。なお、大阪市立東洋陶磁美術館は下図のとおりです。 ![]() |
| 目次 |
| 弐百弐拾壱 高校野球二題(2025/8/22) |
| 今年の甲子園大会最大の話題は、広島広陵高校の暴力問題でした。これが世情を賑わした結果、大会初ともいえる開催中での辞退が為されました。それに伴う不戦勝も初めての事態でした。 スポーツ組織と暴力指導というのは、切り離せない事象なのでしょうか。相撲、柔道、レスリングなどでもこれが大問題となりました。野球に関しては、高校大学での暴力沙汰が当たり前のように伝えられてきましたから、誰も驚きもしなかったでしょう。私が不快だったのは、次のやり取りです。 広陵野球部・被害生徒の父親が告発 監督「高野連に報告した方がいいと思うか?」 A君「はい」 監督「2年生の対外試合なくなってもいいんか?」 A君「ダメだと思います」 監督「じゃあどうすんじゃ」 A君「出さない方がいいと思います」 監督「他人事みたいに…じゃあなんて言うんじゃ。出されては困りますやろ」 高校側は、上の監督の発言は「なかった」としながら、保護者への回答では「否定せずに返信した」そうで、事実は曖昧な藪の中です。上のやり取りがもし事実であれば、立場を利した悪質なパワハラです。世故を弁えた大人相手には、まず言えないエゲツない口舌です。絶対的な上下関係に馴れ、上から目線で命令する関係性が漏れ出ておぞましいです。 もし、社会人の私がA君としてその場にいれば、絶対に肯んじません。で、ついつい妄想してしまいます。 監督「高野連に報告した方がいいと思うか?」 ぬばたま「報告の是非は、管理監督者が為すべき判断です」 監督「そんなことは訊いとらんだろうが! お前がどう思うか訊いとんじゃ!」 ぬばたま「それを私に質すことが間違っていると指摘してるんです」 監督「お前、いつからそんな偉ろうなったんじゃ。牛の糞にも段々があるんで。さっさと訊いたことに答えちゃらんか!」 ぬばたま「私は偉くもなんともありません。手続きとそれに係る権限、ひいては義務を申し上げているだけです」 下種な妄想ですみません。加えて、某実録映画になってすみません。 YAHOO! ニュース「佐賀北に深刻な資金難「不足1500万円」 “がばい旋風”再来の一方で…学校が直面した現実」です。 これね、学校総がかりの応援が疑問です。学校動員の応援なんて、ごく一部の競技だけです。その他のクラブ活動は、代表選手が出かけて行って粛々とプレイするだけです。応援はあくまで個人的なものです。 野球も同じように、今の世上に合わせ、高野連が各校に対して虚礼廃止を強く申し渡せば一発で済む話です。散々語り尽くされた話であり、改めて書くのも憚られます。 球児たちも、高野連、朝日、毎日のせいにするのでなく、自分たち自身の問題として考えていただきたいです。応援に来てくれたお返しに、他クラブの大会に応援に行っているのか。特に吹奏楽部には大迷惑をかけているのですから、相当なお返しが必要でしょう。 ところが彼らには、恩を受けているとの意識も皆無なのではないのでしょうか。学校関係者の誰かが指摘指導しなきゃいかんでしょう。 |
| 目次 |